作り方・使い方

バケツで作るコンポストのやり方|自作の手順と失敗しないコツ

フタ付きバケツひとつで始められます。ただし「穴を開けるかどうか」で作り方が根本的に変わります。

コンポストを試してみたいけれど、いきなり数千円の容器を買うのは気が引ける——そんなときに現実的なのがフタ付きバケツを使った自作です。ホームセンターや100円ショップで手に入る材料だけで始められます。

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最初に決めること

バケツコンポストにはまったく違う2つのやり方があります。ここを決めずに作り始めると失敗します。

  • 好気性(空気を使う) … 穴を開けて通気を確保し、基材と混ぜながら分解させる
  • 密閉発酵(EM・ボカシ) … 穴を開けず密閉し、ぼかし材で発酵させる。分解ではなく「漬け物」に近い

穴を開けるか開けないかが、この2つの分かれ道です。

どちらの方式を選ぶか

好気性(穴あり) 密閉発酵(穴なし)
必要なもの バケツ、基材、スコップ バケツ、ぼかし材、コック(あれば)
混ぜる作業 必要(数日おき) 基本的に不要
におい 管理できれば土のにおい 独特の発酵臭がある
完成まで そのまま堆肥になる 一次発酵後、土に埋めて熟成が必要
向いている人 庭・ベランダがある 室内に置きたい、混ぜたくない

密閉発酵のやり方はEM(ボカシ)コンポストの作り方で詳しく解説しているので、ここでは好気性(穴を開けるタイプ)の手順を説明します。

用意するもの

  • フタ付きバケツ(10〜20L程度) — フタがしっかり閉まるものを選びます
  • 基材 — ピートモス+もみ殻くん炭、腐葉土、市販の専用基材など(基材の選び方)
  • 防虫ネットまたは不織布 — 穴からの虫の侵入を防ぐ
  • スコップ(小型) — 混ぜる用
  • 受け皿またはブロック — 底を地面から離すため

バケツは色が濃いものを選ぶと、中身が見えにくく心理的な抵抗が減ります。

作り方の手順

  1. 底と側面に穴を開ける

    底に水抜き用の穴を数カ所、側面の上部に通気用の穴を開けます。穴は5mm程度で十分です。大きいとコバエが入ります。

  2. 穴の内側に防虫ネットを当てる

    これをやるかどうかで、虫のトラブルがかなり変わります。内側から不織布や防虫ネットを貼り、空気は通して虫は通さない状態にします。

  3. 基材をバケツの3〜4割ほど入れる

    いきなり生ごみを入れず、まず基材を入れます。ここが微生物のすみかになります。

  4. 生ごみを細かくして埋め込む

    表面に置かず、基材の中に埋めて上から基材をかぶせます。これがにおいと虫を防ぐ最大のポイントです。入れてよいものはコンポストに入れて良いもの・悪いもので確認してください。

  5. 数日おきに混ぜる

    底から掘り返すように混ぜ、空気を入れます。水分は握って軽く固まり、指で押すと崩れる程度が目安です。

  6. 満杯になったら投入をやめて熟成させる

    詳しくはコンポストがいっぱいになったらを参照してください。

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バケツ自作でそろえておきたいもの

バケツは通気が悪く水分がたまりやすいため、基材選びが仕上がりを左右します。開けた穴からの虫の侵入を防ぐ防虫ネットもあわせて用意しておくと失敗しにくくなります。

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価格・在庫は変動します。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

失敗しやすいポイント

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よくある失敗

  • 生ごみを表面に置く … 虫とにおいの原因になります。必ず埋めてください
  • 水分が多すぎる … バケツは通気が悪く、水がたまりやすい形です。乾いた基材で調整します
  • 穴を開けずに好気性でやろうとする … 空気が入らず腐敗します
  • 直射日光の当たる場所に置く … 内部が高温になり、微生物が働かなくなります

水分が多くなってしまった場合の立て直しはべちゃべちゃになったときの対処、虫が出た場合は虫・においの対策ガイドを参照してください。

バケツ以外の自作という選択肢

バケツ以外にも、身近な容器でコンポストは作れます。

あわせて読みたい 手作りコンポストにおすすめの容器・基材の選び方 コンポストは専用品を買わなくても、身近な容器と基材があれば手作りで始められます。容器選びと基材選びのポイントをまとめました。 作り方 ・ 読了目安 6分

もっとも手軽なのは段ボールコンポストです。バケツより通気が良く、初期費用も数百円で済みます。ただし雨に弱く、半年前後で作り直しが必要です。詳しくは段ボールコンポストのやり方を参照してください。

100円ショップの材料でそろえる方法は100均グッズで作るコンポストにまとめています。

自作と市販品、どちらがいいか

自作は費用を抑えられますが、通気・防虫・水はけの設計は市販品のほうが作り込まれています。「一度試してみて、続きそうなら市販品に移行する」という進め方が、いちばん無駄がありません。

市販品を検討する段階になったら、住環境別のおすすめ自治体の補助金をあわせて確認してください。

よくある質問

バケツに穴は開けるべきですか?
作りたい方式によります。空気を使う好気性で作るなら穴を開けて通気を確保します。EM(ボカシ)などの密閉発酵で作るなら穴は開けず、液体を抜くコックを付けるのが一般的です。
何リットルのバケツがいいですか?
1〜2人暮らしなら10〜20L程度が扱いやすいサイズです。大きすぎると混ぜるのが重くなり、小さすぎるとすぐ満杯になります。
ベランダに置いても大丈夫ですか?
フタが閉まるバケツなら置けます。ただし直射日光と雨を避け、下に受け皿を敷いて床の汚れを防いでください。

作り方がわかったら、道具とトラブル対策も

必要な容器・基材をそろえ、つまずきやすい虫とにおいの対策を先に知っておくと失敗しにくくなります。

容器・基材の選び方を見る虫・におい対策を確認する

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