作り方・使い方

プランター・植木鉢でコンポストを作る方法|土に埋めるだけの始め方

使っていないプランターがあれば、追加の道具をほとんど買わずに始められます。ベランダ向きの方法です。

「コンポストを始めたいけれど、専用の容器を買うほどではない」という場合、使っていないプランターや植木鉢がそのまま使えます。土の中に生ごみを埋めて微生物に分解させる、いわゆる土中式(キエーロ式)のやり方です。

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先に結論

プランターコンポストは「ベランダで、手軽に、追加費用をかけずに」始めたい人に向いています。やることは土に埋めるだけ。専用容器のような機能はありませんが、仕組みとしてはキエーロ(土中式)と同じです。

用意するもの

  • プランターまたは植木鉢(深さ30cm以上) — 深さが重要です
  • — 使用済みの培養土、黒土など(土の選び方)
  • スコップ
  • 受け皿 — ベランダの床を汚さないため
  • フタになるもの(任意) — 板、すのこ、防虫ネットなど

深さ30cm以上を確保してください。浅いプランターだと生ごみを十分な深さに埋められず、においと虫の原因になります。

やり方

  1. プランターに土を8分目まで入れる

    底に鉢底石を敷く必要はありません。むしろ土の量を確保するほうが優先です。

  2. 生ごみを細かく刻む

    細かいほど早く分解します。大きいまま埋めると分解に時間がかかり、掘り返したときに形が残っています。

  3. 土に穴を掘って埋める

    中央付近に穴を掘り、生ごみを入れて上から10cm以上の土をかぶせます。この「かぶせる厚み」が、においと虫を防ぐいちばんのポイントです。

  4. 埋める場所を毎回ずらす

    同じ場所に埋め続けると、分解が追いつきません。時計回りに位置をずらしていくと、前回埋めた場所が分解される時間を確保できます。

  5. 週に1〜2回、全体を軽く混ぜる

    空気が入ると分解が進みます。ただし埋めたばかりの場所は掘り返さないでください。

投入できる量の目安

プランターの大きさに対して、入れられる生ごみの量は思ったより少ないという点は理解しておく必要があります。

プランターの容量 目安
20〜30L程度 1人分の生ごみを数日おきに少量ずつ
50L以上 2〜3人分の生ごみを数日おきに

毎日たくさん出る場合は、この方法だけでは追いつきません。家族が多い場合は、専用容器や電動タイプを検討してください。容量の考え方はコンポストのサイズ・容量の選び方にまとめています。

におい・虫を防ぐコツ

この3つを守れば、ほとんどのトラブルは防げます

  1. 必ず10cm以上の土をかぶせる — 表面に生ごみが露出していると必ず虫が来ます
  2. 水分の多いものを入れすぎない — 汁気は切ってから埋めます
  3. 肉・魚・油ものは避ける — 分解が遅く、においと虫を呼びます(入れて良いもの・悪いもの)

それでも虫が出た場合は虫・においの対策ガイド、コバエが出た場合はコバエの対策を参照してください。

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分解を助ける基材

プランターの土だけで分解が進みにくい場合は、腐葉土やもみ殻くん炭を混ぜると通気と保水のバランスが整います。

もみ殻くん炭(園芸用土壌改良材)

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腐葉土・くん炭など基材用の土壌改良材

価格・在庫は変動します。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

そのまま家庭菜園につなげられる

プランターコンポストの利点は、分解が終わればその土をそのまま栽培に使えることです。取り出して運ぶ手間がありません。

ただし、生ごみを埋めた直後の土に植えるのは避けてください。分解の途中では根が傷むことがあります。最後に埋めてから1ヶ月ほど空けてから植えるのが安全です。

堆肥を混ぜた土で野菜を育てる場合の分量や注意点は、次の記事で解説しています。

あわせて読みたい 堆肥を使った家庭菜園の土作りのコツ せっかく作った堆肥を家庭菜園に活かすなら、土作りの基本を押さえておくとより効果的です。配合の目安と注意点を解説します。 堆肥・肥料活用 ・ 読了目安 6分

専用容器との違い

プランター 専用のコンポスト容器
初期費用 ほぼ0円(手持ちがあれば) 数千円〜
処理できる量 少なめ 多い
におい・虫対策 自分で工夫が必要 フタ・構造で対策済み
冬の分解 止まりやすい 保温性のあるものは有利

「まず試したい」ならプランター、「毎日確実に処理したい」なら専用容器という使い分けが現実的です。ベランダで使える製品はベランダでのコンポストの使い方、住環境別の選び方はおすすめの選び方を参照してください。

よくある質問

プランターの大きさはどのくらい必要ですか?
深さ30cm以上が目安です。浅いと生ごみを十分に埋められず、においや虫の原因になります。
土は何を使えばいいですか?
使用済みの培養土や黒土が使えます。新しい培養土でなくても問題ありません。土の選び方は別記事で解説しています。
生ごみを入れると土は増え続けますか?
分解が進めば大きくは増えません。ただし完全に減るわけではないので、増えた分は別のプランターに使うか、家庭菜園に回してください。

作り方がわかったら、道具とトラブル対策も

必要な容器・基材をそろえ、つまずきやすい虫とにおいの対策を先に知っておくと失敗しにくくなります。

容器・基材の選び方を見る虫・におい対策を確認する

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